かな臨書 高野切第三種

書道 かな臨書 高野切第三種 伝紀貫之筆 よのなかはゆめ 942

2021年2月27日

左ききのchatoです。ご覧になっていただき、ありがとうございます。

小学校1年生からお習字教室に通い始め、そこで右手で初めて筆を持ち、書きました。

中学校卒業で辞めてしまいましたが、約10年前から再度一から、書写・書道をとおして練習してきました。

今回は、仮名の臨書練習をしました。

高野切第三種 伝 紀貫之筆 平安時代 942こうやぎれだいさんしゅ でん きのつらゆきひつ

書道 かな臨書 高野切第三種 伝紀貫之筆 よのなかはゆめ 942

よのなかはゆめかうつゝかうつゝともゆめ

ともしらずありてなければ

変体仮名

与の那可はゆめ可う徒ゝかうつゝと毛ゆめ

と毛しら須ありてなけれ者

書道 かな臨書 高野切第三種 伝紀貫之筆 よのなかはゆめ 942

半紙半分のサイズに2行で書きました。行間は違いますが、お手本とほぼ同じ大きさで書いています。

スキマ1時間に書いたので、後で見直したら荒いし、バランスも悪いなぁと思います。

やっぱり気持ちが焦ると、書いた文字にでますね。反省。

お手本は、二玄社の日本名筆選5 高野切第三種 です。


書道 かな臨書 高野切第三種 伝紀貫之筆 よのなかはゆめ 942

かなは普段、小さくなってしまった固形墨で擦って書いていますが、今回は少しでも時短したかったので、仮名用墨液を使用しました。

濃淡を統一したい方、特に賞状を書かれる方にはおススメだと思います。

現代語訳

世の中は夢か現実か。現実とも夢ともわからない。存在していて存在していないのだから。

ありてなければ ⇒ 存在していると同時に、無であるので。

●存在と無は一つであるという、すぐれて哲学的な歌であり、多くの「はかなさ」を詠む古今集歌にとって、一種の思想的な支柱ともいうべき歌。

(角川ソフィア文庫 高田祐彦 訳注 新版 古今和歌集 平成21年 p.415-417)




高野切第三種 941 よのなかの

高野切第三種 948 よのなかは

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