高野切第三種 伝 紀貫之筆 平安時代 948こうやぎれだいさんしゅ でん きのつらゆきひつ
よのなかはむかしよりやはうかりけむ
わがみひとつのためになれるか
変体仮名
よの那可はむ可しよりやはう可りけむ
わ可みひとつ能多めに奈れる可
半紙半分のサイズに2行で、お手本と大きさをほぼ揃えて書きました。今回はバランス良く書けたかなぁと、自身では思っているのですが・・・
お手本は、二玄社の日本名筆選5 高野切第三種 です。
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「けむ」の辺り、書いていたときは気持ちよく書けたなぁと思っていたのですが、アップ写真の全体をよくよく見ると、潤滑や線がまだまだ頼りないです。
まだまだ、どんどん書き込むように頑張ります。
現代語訳
世の中は昔からつらいものだったのだろうか。いや、そんなはずはない。では、私一人にだけつらいものになっているのだろうか。
やは ⇒ 反語。
わが身一つ ⇒ 一九三、七四七。
(角川ソフィア文庫 高田祐彦 訳注 新版 古今和歌集 平成21年 p.417)
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