左ききのchatoです。ご覧になっていただいて、ありがとうございます。
右手に筆を持って、コツコツ練習中です。
今回は、かなの臨書練習をしました。
高野切第三種 伝 紀貫之筆 平安時代 951こうやぎれだいさんしゅ でん きのつらゆきひつ
よにふればうさこそまされみよしのゝ
いはのかけみちふみならしてむ
変体仮名
よにふればうさこ曽まされみよしのゝ
い者の可けみちふみならしてむ
お手本は、二玄社の日本名筆選5 高野切第三種です。半紙半分のサイズに二行に分けて書いています。
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現代語訳
この世に生きているとただつらい気持ちがつのってくる。いっそ吉野山の岩に架かる桟道を踏みしめて山奥へ入ってしまいたい。
み吉野 ⇒ 「み」は美称の接続語。隠遁の地としての吉野。 950と同じ
かけ道 ⇒ 桟道。道のない崖に木で棚のように造った道。
踏みならし ⇒ 直訳をすれば、「踏んで平らにする」。ずっと長い道を行くイメージ。
●世の憂さから現実に隠遁を考え始めている歌。
(角川ソフィア文庫 高田祐彦 訳注 新版 古今和歌集 平成21年 p.419)
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