かな臨書 高野切第三種

書道 かな臨書 高野切第三種 あはれてふことのはごとに 940

2021年2月3日

左ききのchatoです。ご覧になっていただき、ありがとうございます。

小学校1年生からお習字教室に通い始め、そこで右手で初めて筆を持ち、書きました。

中学校卒業で辞めてしまいましたが、約10年前から再度一から、書写・書道をとおして練習してきました。

ここでは仮名の臨書をおもにチャレンジしています。書きぶりがまだまだですが、上達できるように練習を頑張ります!

今回、臨書をしてみたのは…

高野切第三種 伝 紀貫之筆 平安時代 940こうやぎれだいさんしゅ でん きのつらゆきひつ

書道 仮名臨書 高野切第三種 940 あはれてふことのはごとに

書道 かな臨書 高野切第三種 940 あはれてふことのはごとに

よみびとしらず

あはれてふことのはごとにおくつゆはむ 

かしをこふるなみだなりけり

変体仮名

よみびとしら須

あはれて不ことのはごとに於くつゆはむ 

可しをこふる那み多なり介利

書道 かな臨書 高野切第三種 940 あはれてふことのはごとに

半紙半分のサイズに2行で書きました。書くのに15分くらいかかっています…小さめの字を書くのは苦手で、手も疲れます。

お手本は、二玄社の日本名筆選5 高野切第三種 です。二玄社のこの本は、カラーで文字も大きく墨の潤滑も見えやすいです。仮名の初心者にはいいと聞いたので、仮名はこの本から臨書を始めたいと思います。

行間は違いますが、ほぼ手本と同じ大きさで書いています。

この手本には、ちゃんと読み方と変体仮名も書かれています。

現代語訳

「あはれ」という言葉を発するたびに置く露は、昔を恋しく思う涙なのであった。

言の葉 ⇒ ここはとくに「葉」のイメージをもたせる。

露 ⇒ 「葉」の縁で涙の見立て。

昔の恋いを慕う心情は、現在に対して肯定的でない、厭世観にもつながる思い。

(角川ソフィア文庫 高田祐彦 訳注 新版 古今和歌集 平成21年 p.415)

高野切第三種 941 よのなかの

-かな臨書, 高野切第三種

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