高野切第三種 伝 紀貫之筆 平安時代 952こうやぎれだいさんしゅ でん きのつらゆきひつ
左ききのchatoです。ご覧になっていただいて、ありがとうございます。
いかならむいはほのなかにすまばかも
よのうきことのきこえこざらむ
変体仮名
い可那らむい者ほのな可に春まばかも
よのう支ことのきこえこざらむ
お手本は、二玄社の日本名筆選5 高野切第三種です。半紙の縦半分のサイズに、2行に分けて、ほぼ本と同じサイズに書いています。
リンク
現代語訳
いったいどのような深い岩山の中に住んだならば、世の中のいやなことが聞こえてこないだろうか。
かは ⇒疑問、反語いずれにもとれるが、「いかならむ」との関係で反語がまさる。疑問としても、強い疑問。
(角川ソフィア文庫 高田祐彦 訳注 新版 古今和歌集 平成21年 p.419)
リンク