かな臨書 高野切第三種

書道 かな臨書 高野切第三種 伝紀貫之筆 よをすてゝ 956

2022年2月24日

高野切第三種 伝 紀貫之筆 平安時代 956こうやぎれだいさんしゅ でん きのつらゆきひつ

やまほうしの

もとにつかはしける

凡河内躬恒おおしこうちのみつね

よをすてゝ

やまにいるひと

やまにても

なほうきときは

いづちゆくらん

変体仮名

やまほうし能

毛とにつ可はしける

凡河内躬恒おおしこうちのみつね

よを須てゝ

やまにいるひと

やまにても

なほうきと支は

いづちゆくらん

ご覧になっていただいて、ありがとうございます。左ききのchatoです。

まだ寒い日が続いて、手がかじかんでしまうのですが、気合を入れてこつこつ書いています。

お手本は、二玄社の日本名筆選5 高野切第三種 です。お手本とほぼ同じ大きさで、半紙に入るように書きました。

1枚を書くのに、ゆっくりゆっくり20分以上かかっています。私は緊張しやすい性格なので、最後の方になればなるほど「間違えて書いてしまったら、また最初から・・・」というプレッシャーを感じていると、線が震えてきます。

書き終えると、変に力が入り過ぎていたのでしょうね・・・軽く腱鞘炎です(笑)

現代語訳

世を捨てて山に入る人は、山でもまだつらいことがあった時には、いったいどこへ行くのだろうか。

山 ⇒「山」だけで比叡山を表す場合もあるが、ここは一般的な意味か。

隠遁生活の困難を思う、というよりも、隠遁者へのユーモラスな皮肉や揶揄が感じられる。二三句のリズムにもそうした感じが表れている。

(角川ソフィア文庫 高田祐彦 訳注 新版 古今和歌集 平成21年 p.421)



高野切第三種 953 あしひきの

高野切第三種 963 あまびこの

-かな臨書, 高野切第三種

© 2021 左利きの私が右手で書く臨書日記 Powered by AFFINGER5